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2018年面白かった本10冊!

time 2018/12/31

2018年面白かった本10冊!

2018年が終わりますね。
平成最後と騒がれていますが、この30年間で世の中めちゃめちゃ変わっています。天安門事件・ベルリンの壁崩壊・湾岸戦争・9.11・阪神淡路大震災・3.11など、世界中で色んなことが起ったし、テクノロジーの発達で生活が激変。

これからどんな歴史を紡いでいくのかが楽しみです。

今回は、今年読んだ本で面白かった本10冊をご紹介します。
ちなみに今年読めたのはわずか68冊。来年は100冊目標!

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実学書

ギリシア神話の神々


これはギリシャ神話の入門書としてすごくいいと思います。
イラストが多めにいれてあって読みやすい上に、必要な情報は丁寧に書かれてあるので、ギリシャ神話や西洋美術が気になっている人は是非手に取ってみてください。

パズドラをやったことがある人ならゼウスやヘラなども登場するので面白いかも?

勉強の哲学

「バカ」と、副題が結構過激ですがそれを見て買おうと思いました。
普段の生活で、その場のコード、つまり「ノリ」は重要ですが、バカになるとは、これまでのノリを失うということです。

例えば高校生の頃を振り返って「あの時はバカしてたよな~」と懐かしむ。
あの頃は「ノリ」の力で出来たけど今は失ってしまったもの。だけど必ずしもそれがネガティブなことではなくて、そもそも勉強とは、かつての「ノリ」を失うことだ、とも書いてあります。それはつまり「保守的」な自分から、別の可能性を考える「批判の視点」を獲得し、考え直す作業。そこに自由の余地があるということ。

これまでのノリを失い、批判的な視点を持って本質に迫ることがラディカル(根源的)な勉強だとした上で、それを実践するための「アイロニー」と「ユーモア」という2つのメソッドが登場します。

アイロニーとは、「なぜ?」を繰り返す。本書では「不倫は悪だよね。」という共通の価値観の中で、あえて「本当に不倫は悪なの?」と、ノリの悪い発言をすることが例として書かれています。

一方ユーモアとは、別の視点を入れて話を転々とさせることを言います。
同じく本文の例を引っ張ると、「不倫は音楽のようなものだ」とノリから「浮く」発言。
これによって、今いる地点から異なる見方を獲得できる。それこそが勉強だということです。

この本は勉強の面白さをユニークに描いた本だと思います。
年始に読んでみてはいかがでしょう。

日本人にとって美しさとは何か

アートに目覚めつつある僕にとってはすごく勉強になる一冊でした。
日本人的な美意識とは何か、それはどこに由来するのか、そんなことが紹介されます。

個人的に面白かった部分を紹介すると、西洋的な美と、日本的な美の対比です。
西洋だと、「ミロのヴィーナス」に見られる「1:8」つまり八頭身こそが美の原理であるのに対し、日本では「古池や 蛙飛び込む 水の音」が美なんです。

これを状況の美と呼び、単に蛙が飛び込んでも美しくはないけど、静かな古池に蛙が飛び込み、そこに波紋が拡がっていく様子に美しさを見出すのが日本的美なのだと紹介されています。

他にも富士や梅など、様々な要素を紹介しているのですごく面白いです。
芸術鑑賞してみたいけど難しそう、という人にオススメです。

比較でとらえる世界の諸相

これは以前の記事で紹介した食を通じた比較ではなく、文化人類学から一歩踏み込んで、文化の比較をし、相互理解をしようという比較文化学の入門書です。

グローバル化で、世界中どこに行ってもマクドナルドがあり、同じような服が買えるようになったけど、独自の文化も失われたのか、という観点でフィールドワークなどの成果が詳しく書かれていて、勉強になります。

食の文化史

昭和50年に書かれたかなり古い本ですが、【文化としての食】ととらえたときに、多くの知識が得られる良書です。
日本人の肉食がいつから始まったのか、それによって健康にどんな影響が起ったのか、そもそも日本食とは何かといったことが書かれています。

実際、海外に出たことがある多くの人は「日本食ってなんだっけ?」と陥ります(結構定義が難しいから)。学術的な知見以外にも、「なぜまな板と呼ぶのか」や、「なぜ日本はこれほどまでに漬け物文化が発展したのか」など、豆知識としても十分面白い一冊です。

中道態の世界

この本は、受動態でもなく能動態でもない「中道態」という概念について紹介しています。
「失われた」とあるのは、古代ギリシア語では「能動態と中道態の対比」しか存在していなかったからで、能動態と受動態、つまり「するか・されるか」という概念は、古代ギリシア語から派生した比較的新しいものだということです。

面白い例を紹介すると、例えば「謝罪」という行為。
こちらがミスをして、能動的に誠心誠意謝っているのに許してもらえない。
許してもらえず、これを「私は謝罪させられている」と言うと相手を更に激情させる(最近多い謝罪会見でも本心ではやらされていると思っているでしょうね笑)。

つまり私の中に「謝罪の気持ちが表れ、且つそれが相手に伝わらなければ謝罪は成立しない」ということだけど、自分の意思でそれを行うのは難しい。
それこそが中道的な概念だということです。

自己責任論が叫ばれる現代で、この考え方を知っているとちょっと楽になれるかもねってことです。
ちょっと高いですが面白いので是非!

小説系

希望の国のエクソダス

これは、campfireの家入さんがTwitterでオススメしていた一冊で、
即読んだら気持ち悪くなるくらい面白かった一冊。

この面白さを端的に表現するのが難しいから、本文中の有名なフレーズだけ紹介します。

「この国にはなんでもある。
ただ『希望』だけがない。」

私を離さないで

あまりネタバレをするとつまらなくなるのですが、語り口調で始まります。
そしてすぐに過去の回想シーンに入り、語り手の過去が明らかにされていくのですが、そこにある”重大な秘密”がそれとなく紹介されます。それが前半部で早めに分かり、それ以降見え方がかなり変わります。

そもそもの舞台がイギリスで、地名も実在するけど土地勘が分からないし、
なかなか感情移入出来ないですが、”重大な秘密”だけでなく色々なメッセージを受け取るのは間違いなし!

フェルマーの最終定理

これは数学が大の苦手な僕でも読めたので、数学が出来ないからと敬遠するのはもったいない。100年以上前に唱えられた「フェルマーの最終定理」が、21世紀に入って遂に解かれました。本の内容は、いかに証明されるに至ったのかを語る内容ですが、「6」や「28」がものすごく重要な数であることや、その他様々な豆知識がちりばめられているので、雑学Love!な人にオススメです。

光の指で触れよ

お金や経済、コミュニティついて学ぶクラスを受講していたときに教えていただいた本で、パーマカルチャーや新しい幸福の追求、スピリチュアルな世界観などが描かれています。

起業して資本主義ゴリゴリの世界で生きてくぜ!って方にはオススメできません。どちらかと言うと、「あれ、このままでいいのかな?幸せってなんだっけ?」
と、既存の社会の在り方になんとなく疑問を抱いている人に読んでいただきたいです。

今回ご紹介した10冊はどれも本当にオススメです。
もちろん相性があり、中には共感を得られない場合もあるかもしれませんが、
お互いが感じたことを話してみる余地があるので、それはそれで面白いのかなと思っています。

それでは形式的ですがよいお年を!

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大学3年生。 旅・読書・お酒・コーヒー・暗号通貨・ブロックチェーン・これから立ち上げるカフェのことなど、 広めのテーマで記事を書いていきます。 [詳細]

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