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休学に理由は必要?半うつ経験者による休学のメリット・デメリットまとめ

time 2019/02/09

休学に理由は必要?半うつ経験者による休学のメリット・デメリットまとめ

8ヶ月のアフリカ滞在(タンザニア、ルワンダ、ウガンダ )を終えて、ルワンダ・キガリから日本に帰国して約1年が経ちました。

本当は、もう一度タンザニアに行ってから帰国する予定だったけど、どうも体調が悪いというか、疲れを感じて帰国を早めました。

今思うと、現実と自分の思考とのギャップが広すぎたんだと思う。目の前の現実が、本当に現実なのか分からない。

日本で20年過ごした自分と、アフリカで8ヶ月過ごした自分との間には大きな価値観の変化があったし、アフリカでの生活に慣れきっていた僕は帰国後、長いこと日本に馴染めなかった。

強盗に遭い殺されそうになったり、半端じゃない経済格差を見て、自分の非力さ、存在の小ささを思い知り、アフリカで1人、うつっぽくなった時期もありました。笑

とは言え、帰国して日本の生活に慣れてしまうと、アフリカに行っていた事実すら嘘に思えてきて「あの時間はなんだったのか」と更に考え込んでしまう。
向こうにいた頃も辛かったけど、帰国してから抱いた虚無感の方がずっと辛かったし、苦しんだ。

でも大学に復学して一年経ってようやく乗り越えることが出来た。だから今回の記事では、休学中と復学後のそれぞれ感じた辛さをシェアする目的で、以下のことを主軸に書いていきます。

  • 休学を終えてから1年経って思うメリット・デメリット
  • 復学後の大学について
  • いま休学しようか悩んでいる人へ

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休学のメリット・デメリット

2つのメリット

 休学のメリットについて、たぶん挙げようと思えばいくらでも出せると思うけど、これは!と思う2つを厳選して伝えます。

  1. 自分が何に興味があるのか分かる可能性があること
  2. 「みんなと一緒」という呪縛から解放されること

1つ目について。
「高校までは部活ばっかりだったから大学では違うことやってみたい!」
という人が多くいると思いますが、よく聞くのは「やりたいことが分からない」という声。

これは決して悪いことではありません。むしろ当たり前。先が見えなくても不安がらず、これまでとは違う道に行こうとしている自分をまずは褒めましょう。「何したいのか分からない自分」を受け入れてから考えればいいんです。

余談ですが、僕が休学して最初にやったのは東京から京都まで歩くという意味不明な旅ですからね笑(もちろんメインテーマとしてアフリカに行くというのはありました笑)

詳しくはこちらの記事に!

https://921nobishiro.com/2018/09/22/sankinkotai1/

本題に戻って。
そんな「自分のことすらよく分からなくて悩んでいる人」に紹介したい言葉があります。

「最近よく、『自分の頭で考えよう』とか言う人が多いけど、
大学生が自分の頭で考えようなんて無理よ。だからまずは人の頭で考えなさい。それもたくさんの人の考え方をまずは盗むこと。そうやってから初めて自分の頭で、どの考え方が好きかを考えればいいの。」

これは、大学で非常勤講師をやっている人に言われた言葉です。

何か新しい物を作るときには材料が必要なのと同じで、今までにない自分を描くには、何か新しい経験が必要。

まずはその材料を集めるところから始めてみるのはどうでしょう。今まで読んだことのない本を読む。行ったことのない街に行く。ヒッチハイクみたいにちょっと勇気が要ることなど、なんでもいいんです。

ヒッチハイクの記事はこちら↓

https://921nobishiro.com/2018/09/21/hitchhike/

そこで出会うたくさんの新しい考えを今の自分の価値観で評価せずにまずは取り入れてみて、自分が好きな考え方を盗む。何より大切なのは、それを繰り返すこと。

僕は休学を通じて、人種・国籍問わず、本当にたくさんの人に出会いました。

そのおかげで、自分がどんなことを勉強したいのかが分かったし、あるときまで、就職せずに大学院に行ってもっと勉強を深めたいとさえ考えていました。
(何を勉強しているかは別途まとめます)

でも最近になってようやくやりたい仕事も見えてきて、卒業後は就職しようと考えています。1つ目が長すぎましたね(苦笑)

2つ目。日本特有の「みんなと一緒地獄」から解放されます。笑
これは人によって好き嫌いが別れると認識していて、みんなと一緒がいいならそのままでいいし、嫌なら休学すればいい。とにかく休学すると独りの時間が圧倒的に増えます。

これは個人的にはメリットとして大きいと思っていて、一般的な日本の価値観では、「みんなと一緒であること」が求められるし、高校時代に部活に打ち込んでいた人なら、なおさら「輪」をしいられます。

特に体育会系で力を入れてる高校の部活は軍隊ですよね。すごく分かります。
僕も体罰バリバリの監督のもとでバスケしていたので、お腹を思い切り蹴られて、すかしっ屁かましたこともあります。(㊟今その方は一切体罰なんてしていないし、一度教育委員会の調査も受けて特に問題にはならなかったのでご安心を。)

話がそれがちですが(笑)
日本の教育では、「和を以て貴しと成す」という聖徳太子の精神が生きていて、いい意味でそれが日本人の道徳観に影響するところは大きいでしょうが、時に弊害を生みます。個人のレベルで考えても、「みんな行くからなんとなく大学進学する」し、その流れで就活をする。選ぶ自由は確かにあるけど、同調圧力があるはずの自由をないものにしてしまう。

独りになって「自分は何が好きかな?どんな場所に行きたいかな?どんなことを仕事にしたいかな?」と考えるだけでも休学する価値はあるので、今回メリットとしてあげました。

デメリット

 メリット・デメリットって書いてはみたけど、二元論的に書くことがそもそも出来ないし、デメリットに関しては正直思い浮かばない。。しいて言えば、なんでもっと早く気付けなかったのか!と思うことが増えるくらいです。自分が興味あること、勉強や世界の面白さなど、もっと早くに気付いていれば過ごし方も違ったのに!と、復学してから日々感じています。。でも常々、「今気付けてよかった」と思っているので後悔はありません。

メリット・デメリットをフェアにお伝えできていないですが、
「いま起きていることの意味は、後になってからじゃないと分からない」
というのが僕の考えなので、なんとなく過ぎる日常に違和感を抱いていたり、何かやってみたいことがあるなら、とにかく一旦休みましょう。

復学後の過ごし方が大切

時間をかけて休学中のことを整理しよう

 ここはちょっと真面目な話をします(他の部分ももちろん真面目に書いています笑)
僕はアフリカ滞在中、その時々で感じたことをそのままにせず、自分が納得できるまで考えるように心がけていました。例えば、「今日はこういう出来事があって、自分はこういう風に感じた。」みたいに。

一見すると、しっかりと自分の経験値として蓄えられているように思いますよね?
でも最近になって、これは錯覚を起こすなと気付いたので今回シェアします。
どういうことか、上手く伝えられるかわかりませんが頑張ります。

一度日本から出て、中・長期間海外に滞在すると、価値観が2回相対化されると思います。

日本から出たことがない自分→(僕の場合)アフリカと日本を比較して相対化される→ 帰国すると日本がこれまでとは違った見え方がしてまた相対化される

とっても微妙なニュアンスなので別の言い方をすると、
海外に出る→日本しか知らなかった自分ではなくなる→日本から出る前の記憶すら変化してしまう

こうなると、アフリカで逐一まとめていた自分の心の動きも、二度の相対化を通じてまた異なった見え方がする、というわけなんです(ややこしいですよね苦笑)。

更に別の言い方をすると、アフリカでの経験は、「アフリカにいる自分の視点」でしか見えていません。でもそこから離れて日本に戻ってきて振り返ると、「アフリカから戻った、日本にいる自分の視点」で考えるから、同じ出来事のはずなのに感じ方が変わる、ということです。

休学中の出来事を、その最中に記録に留めるのはものすごく大切です。
でも多様な価値観に触れて、休学を終える頃には様々な角度から物事を見られるようになっているからこそ、帰国後にじっくり考え直すことが大切だと思っています。

休学するか悩んでいる人へ

就活への影響は?

 まだ就活をしていないし、一般的な「~0社も受ける!」みたいなやり方はしないので、僕はモデルケースとして参考になりません。

一度「輪」から離れると、他の人と違う道に進むことに対するハードルはグッと下がります。笑
なので、きっと多くの人がやるような就活に遅れを取るのではないか?という心配はあまりしなくてもいいと思います(責任は取れませんが笑)。

大学の友達がいなくなるんじゃない?

 これについては書くかすら迷いました。あんまり重要なことではないと思うので。
休学をした人たちが集まるコミュニティはあるし、それによって新しい繋がりが生まれると思うので、そんなに心配しなくていいかと。(僕も色んな人に話を聞きたいと言われました)

そもそも友達のために大学に行くのかと、僕は思ってしまいますが。。

最後に

タイトルの回収が最後になってしまい恐縮ですが、休学に理由は必要か?
答え: 要りません!

もちろん明確に目的があって休学をするなら素晴らしいことだと思いますが、別になくたって大丈夫です。

僕がここまでウダウダ書いてきたことを、端的に表した言葉をとある本を読んだとき出会ったので、それと一緒に、理由や目的がなくてもいいと思う理由を書いて終わります。

「人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでる。だけど、実際は、未来は常に過去を変えてるんです。変えられるとも言えるし、変わってしまうとも言える。」

『マチネの終わりに』平野啓一郎さん著

これを読んだとき、「まさに!!」と思いました。自分のアフリカでの経験にようやく意味づけして、自分なりの価値を持たせることがこれからなんだと気付けた後だったから。

この表現に関して、卑近な例で言うと「あの人~に似てるよね」って言われると、もうその人にしか見えないことってありますよね。それと同じようなことだと思います。その時起った事実は間違いなく変わらないけれど、どんな意味を持たせるのかは未来の経験が変えてしまう。

僕の例で言うと、強盗に遭ったという事実は変わりません。あの時盗られた金品が戻ってくることも、僕の記憶から消されることもない。だけど、その出来事にどんな意味を持たせるかは変わる、もしくは変わってしまう。

目的もなく休学をしたとしても、【 意味や価値は後からいくらでも持たせることが出来る】と考えると、休学には理由は要らないと僕は思う。

休学をしていた1年間と、その1年に意味を持たせるのにかかった復学後の1年、
計2年かかって僕の休学はようやく終わったように感じています。

途中うつっぽくなった時期もありましたが、それすら今の僕を構成する大切な出来事だったと思えています。

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大学4年生。【出来なかったことが出来るようになる。知らなかったことを知る。人生でこれほどワンダフルなことはない。出来ないこと知らないことがある=ノビシロ】をモットーにブログ運営。珈琲/アート/哲学/お散歩/旅/読書/映画鑑賞 [詳細]

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